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結論から言うと、ザガーロは主成分デュタステリドによってAGAの進行遅延と発毛促進の両方が期待できる治療薬です。プロペシア(フィナステリド)よりも効果範囲が広く、発売元の公表データでは頭頂部の毛髪数などの発毛効果で約1.6倍上回るとされています。
「ザガーロとプロペシアどちらが自分に合っているのか」という方に向けて、効果・副作用・料金を整理しました。
ザガーロとは何か?基本情報

2016年発売・世界85ヵ国で使用されているAGA治療薬
ザガーロは2016年6月13日に発売されたAGA(男性型脱毛症)治療薬です。
主成分のデュタステリドは、もともと前立腺肥大の治療薬「アボルブ」の成分として知られていましたが、薄毛治療への効果が確認され、1997年に米国FDAがAGA治療薬として認可、日本でも2015年に厚生労働省の認可を受けています。
ザガーロは世界85ヵ国で使用され、効果・安全性ともに公的機関から認められているAGA治療薬です。プロペシアに続いて日本で承認された、比較的新しい治療薬という位置づけになります。
DHTを1型・2型どちらもブロックする
AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)は、テストステロンと「5αリダクターゼ」という酵素が結合することで生成されます。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、ザガーロはこの両方に作用してDHTの産生を強力に抑制します。
DHTが毛根を攻撃する詳しい仕組みについては、DHTとは何か?脱毛ホルモンが毛根を攻撃する仕組みを解説した記事もあわせてご覧ください。
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ザガーロとプロペシア(フィナステリド)の違い

効果範囲の違いが最大のポイント
プロペシア(フィナステリド)はⅡ型のみの働きを抑制するのに対し、ザガーロはⅠ型・Ⅱ型両方の働きを抑制します。
効果・効能としても、プロペシアが「AGAの進行遅延」であるのに対し、ザガーロは「AGAの進行遅延+AGAの改善」という広い範囲をカバーします。
ザガーロはⅠ型・Ⅱ型両方の5αリダクターゼをブロックできるため、プロペシアより効果範囲が広く、さまざまなケースの症状に対応しやすいという特徴があります。
効果が出るまでの期間はどちらも3〜6ヶ月
ザガーロ・プロペシアともに、効果が出るまでの期間は3〜6ヶ月とされています。
これはヘアサイクルが関係しており、新しい髪の毛が成長するには一定の時間がかかるためです。服用を始めてすぐに効果が出るものではないため、継続することが重要です。
フィナステリドとデュタステリドの詳しい使い分けについては、フィナステリドとデュタステリドの違いと選び方を解説した記事もあわせてご覧ください。

引用:湘南AGAクリニック公式サイトより
ザガーロの服用方法と副作用

1日1錠(0.5mg)を毎日同じ時間に服用する
ザガーロは1日1錠(0.5mg)を水かぬるま湯で服用します。食前・食後は問いませんが、毎日同じ時間に服用することで血中濃度が一定に保たれます。
決められた用量以上服用しても効果が高まることはなく、逆に副作用を招く恐れがあります。飲み忘れた場合も2日分をまとめて服用せず、1日の用量を守ることが重要です。
ザガーロは毎日同じ時間に服用することで効果を安定させる薬です。「起床後すぐに飲む」などルーティンを決めておくと飲み忘れを防ぎやすくなります。
報告されている副作用
ザガーロの服用で報告されている主な副作用は以下の通りです。
・消化器症状(腹部違和感・腹痛・下痢など、発症頻度1%未満)
・肝機能障害(倦怠感・黄疸など、肝臓での代謝に伴うリスク)
・性機能障害(射精障害・性欲減退・勃起不全)
・抑うつ症状(気分の落ち込み・やる気の低下、発症頻度1%未満)
・女性化乳房(非常にまれ)
AGA治療薬全般の副作用の正しい理解については、AGA治療薬の副作用は本当に怖い?正しいリスクの理解と対処法を解説した記事もあわせてご覧ください。
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ザガーロの服用における注意点

服用をやめると元の状態に戻ってしまう
ザガーロは服用開始から1〜2ヶ月ほどで効果を実感し始める方もいますが、通常3〜6ヶ月ほど服用を継続する必要があります。
発毛の効果を実感しても服用をやめてしまうと、髪の毛の状態が服用前に戻ってしまうため、医師の指示のもと正しい治療を継続することが重要です。
ザガーロは「治ったらやめる薬」ではなく「満足できる状態を維持するために続ける薬」です。この考え方はデュタステリド・フィナステリドどちらにも共通する重要なポイントです。
女性・子どもは使用できない
ザガーロは男性ホルモンに作用する医薬品であり、女性・子どもは使用できません。
また生活習慣の乱れ・偏った食事・過度なダイエット・喫煙習慣・睡眠不足・運動不足・過度なストレスもAGAの発症・進行の要因となるため、普段の生活を見直すことでさらに発毛効果を促すことができます。
ミノキシジルとの併用効果については、フィナステリドとミノキシジルの役割分担を解説した記事もあわせてご覧ください。
【まとめ】ザガーロとプロペシアの比較
| 項目 | ザガーロ(デュタステリド) | プロペシア(フィナステリド) |
|---|---|---|
| 効果・効能 | AGAの進行遅延+AGAの改善 | AGAの進行遅延 |
| 効果範囲 | Ⅰ型・Ⅱ型両方をブロック | Ⅱ型のみブロック |
| 効果出現の目安 | 3〜6ヶ月 | 3〜6ヶ月 |
| 発毛効果 | プロペシアの約1.6倍(発売元公表データ) | 標準的 |
| 日本承認 | 2015年 | 2005年 |
ザガーロはプロペシアより効果範囲が広く、発毛効果も高いとされる治療薬ですが、副作用のリスクや服用継続の重要性はプロペシアと共通しています。
自分の症状や体質に合った薬を選ぶためにも、まずはカウンセリングでAGAの診断を受けることをおすすめします。
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参考資料
この記事は湘南AGAクリニック公式サイト掲載情報を参考に作成しています。
- 湘南AGAクリニック公式サイト「AGA(薄毛)治療薬ザガーロとは」掲載情報(効果・効能・服用方法・副作用データ)
- 公益社団法人 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」